AHOF「피노키오는 거짓말을 싫어해 (Pinocchio)」—正直者でいる大切さを掲げるポップロックで2ndミニ『The Passage』を牽引

AHOFが１１月４日に「피노키오는 거짓말을 싫어해 (Pinocchio)」を公開しました。2ndミニアルバム『The Passage』のタイトル曲「피노키오는 거짓말을 싫어해 (Pinocchio)」はピノキオの寓話をモチーフにしたポップロックです。

純粋だった心はどっかに消えて、嘘をつくことを覚えてしまった。痛いほど愛していたあなたへの気持ちも、自分への失笑で隠してしまった。
嘘が嫌いなピノキオは今の自分と同じ恐怖に泣いていたのかもしれない。幕が開いたら笑顔にならないといけない、幕が下りたら孤独なただの人形。
気持ちを隠くすより正直でいる方がずっと勇気がいる。現実味のない昨日の影も含めて、何も隠さず全部あなたに見せていたい。あなたを愛していることが、自分の真実だって気づいたんだ。

ギターのアルペジオから始まるイントロで心つかまされます。順調にコーラスへと高まるボルテージに期待で鼻が天にまで伸びそうになりますが、残念ながら期待はへし折られて終わります。

コーラスの形を保っていますが、非常に中途半端なポップスでどうノってよいかわかりません。サビをあえて薄味にするのは戦略としてはわかります、韓国語がわかればもっと好きになれていたでしょうか。
全体としては力強いバンドサウンドになっているので、そこはとても好みです。キーチェンジしたラストのコーラスも定石通りで大好きな味付けですが、コーラスのメロディーが自分にはイマイチでした。

近いところだと、Fromis_9の「LIKE YOU BETTER」も同じように感じました。ガンガンにノっていけそうなのに、なんか中途半端ってところが似てます。

”嘘をつくのではなく正直でありたい”というとこから”ピノキオ”をもってくるのもテーマとして魅力的ですが、肝心のコーラスで伸びきった鼻が折れてしまってます。さながらディズニー末期の「バンビ２」「シンデレラ２」みたいなものでしょうか…

皆さんは今回の「AHOF – 피노키오는 거짓말을 싫어해 (Pinocchio)」はどう感じたでしょうか？