ARrC「SKIID」—10代の現実と姿勢を描いたリアルな描写
ARrCが11月3日に「SKIID」を公開しました。ARrC(アーク)は、韓国の男性7人組のグループです。
錯誤だらけの鏡に映る自分、感情は削除され空っぽの目で「404 Not Found」に沈む。学校はいつも不具合を起こし、インクが切れたペンは何も読めない落書きとなり、音のないヘッドホンで遮断しても、奈落の底へと閉じ込められそうになる。
苦しみのループからは抜けられず「再起動・再設定」で必死にもがく。しかしメモリの限界によってフリーズは避けられず、デジタルな不協和音が孤独の叫びとなる。
イントロからエレキギターのリフの重苦しい雰囲気で始まり、「また繰り返しのヒップホップか…」と距離をとりましたが、ヴァースの軽快なリズムで近づくことができました。
maroon5の「sunday morning」を彷彿とさせるピアノのベースラインを印象的に使い、エレクトリックとKPOPの融合に見事に成功しています。コーラスらしいコーラスは特にないのですが、プレコーラスの潤いによって退屈に感じず、最後まで推進力を保ってくれます。
継ぎはぎのような楽曲でも、組み合わせ方とサウンドメイクによって高評価につながる好例と言えるでしょう。
皆さんは今回の「ARrC – SKIID」はどう感じたでしょうか?
| KPOP度 | 7 |
| JPOP度 | 4 |
| 個人的評価 | 8 |