DKZ「Replay My Anthem」—感情表現に優れたダンスバラード
DKZが10月31日に「Replay My Anthem」を公開しました。
地下鉄の駅。蛍光灯が低く唸り、薄い風がホームを撫でる。電車の椅子に腰を下ろすと、工事用の鉄のプレートに囲まれ、誰もいない車両の冷えた空気が肌に刺さる。
止まったままの電車、かけられない電話、どうすることもできない現実に声にもならない悔しさがこみあげてくる。
真っ黒な椅子は円を描くように置かれ、漆黒のソファで見るテレビからは何も与えてくれず、レザーのジャケットはやけに重く感じる。
メロディーが熱くならないように上から抑えて抑えて、たまったエネルギーを最後のコーラスで解き放たれる。そういったメロディーの運び方が好きです。この手の楽曲は大好きでありまして何度も聴いてしまいます。
できればブリッジを挟んでダメ押しのコーラスへと持っていってほしいですが、KPOPには三分ルールがあるので実現はしません。
しっかりと楽曲を支えるドラムとベースの低音が心地よく、ファルセットや高音のチョップパートなど普段は不快を覚えることが多いですが、この楽曲には効果的に働いてくれます。
皆さんは今回の「DKZ – Replay My Anthem」はどう感じたでしょうか?
| KPOP度 | 5 |
| JPOP度 | 7 |
| 個人的評価 | 9 |